Elcolumn エルコラム工法
工法の概要
これからの建設業界における建設発生土の
有効利用を可能にした画期的な工法です。
エルコラム工法(建築技術性能証明書 GBRC 第13-07号)
スラリー系機械攪拌式深層混合処理工法
エルコラム工法は、セメント系固化材のスラリーを吐出しながら地盤を掘削攪拌することで、柱状の地盤改良体を築造するスラリー系機械攪拌式深層混合処理工法です。
従来の掘削攪拌機では、特に粘性土に対して、先端よりスラリーを送るだけでは平面方向に均質に固化材が拡散されにくい傾向にありましたが、本技術は、固化材の拡散効率を高めたEノズルによりスラリーを注入することで、地盤と固化材スラリーの混合攪拌性能を向上させることを意図して開発した工法です。
特徴
1.攪拌混合装置
固化材の拡散効率を高めたEノズルによりスラリーを注入することで、土とスラリーが均一に混ざり易くなり、掘削力と攪拌力を強化します。
2.施工管理装置
深度、速度、回転数、羽根切回数、積算流量などを管理装置でモニターできます。
3.品質管理
原則、頭部コア・全長コアで管理します。均質性を一軸圧縮強度で評価できます。小規模建築物の場合は、施工直後に未固結改良土採取器を用いてモールド供試体を採取します。
施工工程
基本的な施工フロー
①コラム位置セット、掘進攪拌
②固化材注入、混合攪拌
③所定深度、先端練り返し
④引き上げ攪拌
⑤施工完了
適応範囲
適応地盤 | 砂質土地盤、粘性土地盤 | |
適応構造物 | 建築物、擁壁および工作物の基礎地盤 | |
建物の規模 | 小規模建築物* | 小規模建築物 以外 |
改良最大径 | φ500mm~φ800mm | φ500mm~φ1300mm |
改良最大深度 | 10m | 16m |